閉め切った部屋は、空気のそよぎさえなく、少しむし暑い感じであったが、じっと気を澄ましていると、温度に無感覚になって行く様に思われた。
余りに静かなので、一人一人の呼吸や心臓の音までも聞取れる程であった。
黒川先生はやや十分ほども、姿勢を正して瞑目していらしったが、霊媒の呼吸が寝入った様に整って来た時、ソッと手を伸ばして卓上燈のスイッチをお廻しなすった。
閉め切った部屋は、空気のそよぎさえなく、少しむし暑い感じであったが、じっと気を澄ましていると、温度に無感覚になって行く様に思われた。
余りに静かなので、一人一人の呼吸や心臓の音までも聞取れる程であった。
黒川先生はやや十分ほども、姿勢を正して瞑目していらしったが、霊媒の呼吸が寝入った様に整って来た時、ソッと手を伸ばして卓上燈のスイッチをお廻しなすった。