江戸川乱歩 『悪霊』 黒川先生はやや十分ほども、姿勢を正して瞑目していらしったが、霊媒の呼吸が寝入った様に整って来た時、ソッと手を伸ばして卓上燈のスイッチをお廻しなすった。 部屋は冥界の闇にとじこめられた。 それから又五分程の間、実験室には死の様な沈黙が続いた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア