江戸川乱歩 『鬼』 「鶴子さんは、大宅村長の息子の幸吉君と許婚になっていた相ですね」 国枝判事はそれとなく気を惹いた。 手紙の差出人のKというのが、幸吉の頭字に一致するし、許婚からの手紙なら、娘が直様その呼出しに応じたのも無理ではないと思われたからだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア