そこで、二人はもう一度その家の格子戸を開けて、婆さんに尋ねたり、家探しをしたりしたが、結局絹川雪子は、煙の様に消え失せてしまったことが確められたばかりであった。
さい前警官が這入って行った時、婆さんは殿村を送り出して、まだ玄関の、しかも階段の降口に立っていたのだから、いくら目や耳のうとい老人でも、雪子がその階段を降りて来るのを気附かぬ筈はなかった。
なお念の為に、履物を調べさせて見たけれど、雪子のは勿論、婆さんの履物も、一足もなくなっていないことが分った。
そこで、二人はもう一度その家の格子戸を開けて、婆さんに尋ねたり、家探しをしたりしたが、結局絹川雪子は、煙の様に消え失せてしまったことが確められたばかりであった。
さい前警官が這入って行った時、婆さんは殿村を送り出して、まだ玄関の、しかも階段の降口に立っていたのだから、いくら目や耳のうとい老人でも、雪子がその階段を降りて来るのを気附かぬ筈はなかった。
なお念の為に、履物を調べさせて見たけれど、雪子のは勿論、婆さんの履物も、一足もなくなっていないことが分った。