江戸川乱歩 『鬼』 例えば一本の注射器さえあれば、自分の腕の静脈からだって、茶呑茶碗に一杯位の血は取れる。 それをうまく塗り拡げたら、あの浴衣の血痕なぞ造作なく拵えられるよ。 鶴子さんの腕を検べて見れば、その注射針のあとが、まだ残っているかも知れない。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア