ふとした風が元で、急性肺炎を起し、手をつくした看病も甲斐なく、淡雪の消える様に果敢なくなってしまった。
もうちゃんと、婿君も極まっていた。
布引銀行の社員で、眉目秀麗、才智縦横の好青年、鳥井純一というのが頭取のお眼鏡に叶い、相互の耳にも入れて、もう吉日を選ぶばかりになっていた。
ふとした風が元で、急性肺炎を起し、手をつくした看病も甲斐なく、淡雪の消える様に果敢なくなってしまった。
もうちゃんと、婿君も極まっていた。
布引銀行の社員で、眉目秀麗、才智縦横の好青年、鳥井純一というのが頭取のお眼鏡に叶い、相互の耳にも入れて、もう吉日を選ぶばかりになっていた。