江戸川乱歩 『恐怖王』 最も無残なのはその胸であった。 無数の掻き疵が所きらわずつけられ、その上、水母の様にうず高くなった乳房の上に、鳥井青年の断末魔の歪んだ指が、熊手の様に肉深く喰入っていた。 何と恐ろしい情死であろう。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア