江戸川乱歩 『恐怖王』 蘭堂は、そうしていても果しがないと思ったのか、生腕の上にかがみ込んで、気味悪いのを我慢しながら、二本の指でそれをつまみ上げた。 電燈にかざしてよく見ると、確に女の、しかもまだ若い女の腕だ。 「マア、可哀相に、誰かが殺されたのでしょうね」 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア