京子には逢えないし、一方夏子とは絶えず逢っているし、その上彼女は甚だ色っぽいので、こんな状態を続けていたら、今に京子に済まぬ事が起りはしないかと、蘭堂は不安を感じ初めた程であった。
だが、別段のこともなく京子退院の日が来た。
花園伯爵からは、目出度退院したという礼状が来た。
京子には逢えないし、一方夏子とは絶えず逢っているし、その上彼女は甚だ色っぽいので、こんな状態を続けていたら、今に京子に済まぬ事が起りはしないかと、蘭堂は不安を感じ初めた程であった。
だが、別段のこともなく京子退院の日が来た。
花園伯爵からは、目出度退院したという礼状が来た。