江戸川乱歩 『恐怖王』 さっきわたしが見廻った時と少しも変ったことはありません」 夫人はホッと安堵の溜息をつく。 蘭堂は不躾にも、薄絹に顔をくッつける様にして、京子の寝顔を覗き込んでいたが、やがて、何に気附いたのか、ただならぬ様子で夫人の腕を捉えた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア