江戸川乱歩 『地獄風景』 スグ頭上にギョッとする様な巨大な光源がブラ下っている。 浅草の仁王門の大提灯みたいな、ベラ棒に巨大な、真赤にすき通った、鯨の心臓である。 赤い心臓からは、老樹の根の様な大動脈、大静脈が、ウネウネと這い出して、遠く百ひろの彼方まで続いていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア