軽気球はどこまでも昇天して行った。
幾つも幾つも白い綿雲をつき抜けて、一匹の小さな魚の様になって、房と下った五色のテープがその魚のひれの様に見えて、楽しげに、楽しげに、小さく、小さく、そして、いつしかほこりの様に幽かになって、果てしれぬ青空の底へと消えて行った。
軽気球はどこまでも昇天して行った。
幾つも幾つも白い綿雲をつき抜けて、一匹の小さな魚の様になって、房と下った五色のテープがその魚のひれの様に見えて、楽しげに、楽しげに、小さく、小さく、そして、いつしかほこりの様に幽かになって、果てしれぬ青空の底へと消えて行った。