そいつが獲物を見つけると、頭部についている二本の鋏で、相手をグッと圧えつけて置いて、節になった尻尾を、クルクルと弓の様に醜くそらせて、その先端の鋭い針で、敵の体内に恐ろしい毒汁を注射するのだ。
この毒虫にかかっては、人間でさえも気違いの様に踊り出して、踊り狂って、遂には死んでしまうということである。
この奇怪な物語の主人公は、その蠍である。
そいつが獲物を見つけると、頭部についている二本の鋏で、相手をグッと圧えつけて置いて、節になった尻尾を、クルクルと弓の様に醜くそらせて、その先端の鋭い針で、敵の体内に恐ろしい毒汁を注射するのだ。
この毒虫にかかっては、人間でさえも気違いの様に踊り出して、踊り狂って、遂には死んでしまうということである。
この奇怪な物語の主人公は、その蠍である。