江戸川乱歩 『妖虫』 そして最後に、彼の目の前には、殆ど四五寸の近さで、異様に大きな鼠色の肉塊の山が立ち塞がっていた。 それは春川月子の左の肩であった。 彼女は今、雨戸のすぐ前の縁側に、左の肩を上にして、妙な恰好で蹲まっているのに違いなかった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア