江戸川乱歩 『妖虫』 鼠色の肉塊の表面には、一面に鳥肌が立って、そのザラザラした感じが、望遠鏡で見た月世界の景色を聯想させた。 又、そこに生えている薄黒い産毛も、一本一本算えることが出来る程、ハッキリと眺められた。 肉塊は早い息遣いと共に、まるで地震の様にゆれていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア