江戸川乱歩 『妖虫』 圧し殺した様なうめき声が、物凄く響いた。 そして、鼠色の小山の表面を、ドス黒い液体が、産毛の林を倒しながら、ウネウネと、二本の枝河になって流れ落ちるのが、マザマザ眺められた。 肉塊は二本の赤い河を描いたまま、徐々に傾き始めた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア