江戸川乱歩 『妖虫』 肉塊は二本の赤い河を描いたまま、徐々に傾き始めた。 そして、難破船が見る見る水面下に没して行く感じで、春川月子の肩先は、雨戸の隙間から消え去った。 そのあとへ、やっぱり映画の大写しみたいに、ギラギラ光る金属の巨大な板が、ニュッと現われた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア