勝手口の外には、少しばかりの空地を隔てて、煉瓦塀をくり抜いた小さな裏木戸があり、朽ちた木製の扉が、形ばかり残っていた。
そこを出ると、こんもりとした林があって、その林の向うは、省線を見下す断崖になっているらしかった。
随って裏木戸からの細道は、直線ではなく、煉瓦塀に沿って、横の方へ這っているのだ。
勝手口の外には、少しばかりの空地を隔てて、煉瓦塀をくり抜いた小さな裏木戸があり、朽ちた木製の扉が、形ばかり残っていた。
そこを出ると、こんもりとした林があって、その林の向うは、省線を見下す断崖になっているらしかった。
随って裏木戸からの細道は、直線ではなく、煉瓦塀に沿って、横の方へ這っているのだ。