江戸川乱歩 『妖虫』 曲芸の見世物だ。 すっかり電燈を消したテント張りが巨象の感じで押し黙っている様子が、守を吸い寄せないではおかなかった。 彼は又しても悪夢のもやに捲き込まれる様な気持で、そのテントの前に佇んで、毒々しいペンキの絵看板を見上げた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア