江戸川乱歩 『妖虫』 犯罪者の急ぎ足の靴音ばかりが天地に響き渡っていた。 その三四間あとから、跫音を盗んでコソコソと歩いて行く、みじめな青年が彼であった。 広い世界に、彼と犯人とたった二人限りという様な、ひどく心細い感じがした。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア