昨夜テントの中に寝泊りしたのは、木戸番の六十歳に近い老人と、一座の売りものになっている一寸法師の小娘だけであったが、「青眼鏡の男がテントの中に入っていた」と聞いて、二人ともびっくりしている有様であった。
外の団員達も、それぞれ木賃宿とか、遊廓とか泊り場所が分っていて、残らずアリバイが成立した。
結局犯人はただ、無人を幸いに、曲芸団のテントを、一時の隠れ場所に選んだに過ぎないことが明かとなった。
昨夜テントの中に寝泊りしたのは、木戸番の六十歳に近い老人と、一座の売りものになっている一寸法師の小娘だけであったが、「青眼鏡の男がテントの中に入っていた」と聞いて、二人ともびっくりしている有様であった。
外の団員達も、それぞれ木賃宿とか、遊廓とか泊り場所が分っていて、残らずアリバイが成立した。
結局犯人はただ、無人を幸いに、曲芸団のテントを、一時の隠れ場所に選んだに過ぎないことが明かとなった。