江戸川乱歩 『妖虫』 そこには、透明ガラスの一駒一杯に、鉄格子の外から、悪夢にばかり見ていた顔が、現実となって覗いていたのだ。 闇の中に浮き上った、あの恐ろしい程無表情な顔。 大きな青眼鏡をかけて、濃い口髭を生やして、鳥打帽をまぶかに冠った、あの顔。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア