江戸川乱歩 『妖虫』 「守さん、あれを、あれを」 珠子の身体に近寄りかけて、何ぜかハッと飛びのいた殿村夫人が、真蒼になって指さすものを見ると、守青年も書生も、ギョッと立ちすくんでしまった。 俯伏しになった珠子の、美しい背中に、ポッツリと赤い斑点があった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア