守は問題の窓の所へ歩いて行って、すぐその前の板塀についている潜り戸をガタガタ云わして見たが、内部からの鐉に異状はなかった。
すると、曲者は塀をのり越えて出入りしたとでも考える外はないのだが、いくら器械体操の名手でも、何か足場がなくては、この高い塀を越えることは出来ない。
「お前、珠子の叫び声を聞いて、すぐにこの庭へ飛び出したのかい」
守は問題の窓の所へ歩いて行って、すぐその前の板塀についている潜り戸をガタガタ云わして見たが、内部からの鐉に異状はなかった。
すると、曲者は塀をのり越えて出入りしたとでも考える外はないのだが、いくら器械体操の名手でも、何か足場がなくては、この高い塀を越えることは出来ない。
「お前、珠子の叫び声を聞いて、すぐにこの庭へ飛び出したのかい」