江戸川乱歩 『妖虫』 ただ兇賊の底知れぬ魔力に、あっけにとられるばかりであった。 だが、段々心が静まるにつれて、打身の痛さと、地底の冷気が、身にしみて感じられた。 それよりも、彼を取り囲む文目も分かぬ暗闇が、云うばかりなく心細かった。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア