江戸川乱歩 『妖虫』 あこがれの名探偵の、このみじめな姿に、悲惨をさえ感じた。 だが、罠にかかった老探偵三笠龍介氏は、不思議なことに、少しもうろたえていなかった。 ジメジメした穴蔵の底が、まるで居間ででもある様に、異様に落ちつき払っていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア