江戸川乱歩 『妖虫』 その紙切れには、赤鉛筆で、幼児の自由画の様なものが一杯に書きなぐってあった。 ちょっと見たのでは、何の絵だか分らない程下手な、赤い蠍の形だ。 アア、今は珠子の寝室までも、妖虫の触手が伸びて来たのか。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア