江戸川乱歩 『妖虫』 一方では一人の書生が、庭園の樹の枝にかけてある提灯の上を、不気味な守宮の様に這っている、本物の蠍の死骸を発見して震え上った。 悪魔は面白がっているのだ。 腕白小僧の様にずば抜けたいたずらをして、どこかしら見えぬ場所から、手を叩いて笑っているのだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア