江戸川乱歩 『妖虫』 自動車が走り出すと、操一氏は背後の窓に顔をつけて、長い間うしろを眺めていたが、一台の車も、一人の人間も、あとをつけて来るものはなかった。 殺人鬼はきっとまだ邸内に残っているに違いない。 肝腎の珠子が邸を抜け出したことも知らないで。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア