江戸川乱歩 『妖虫』 珠子はもう身体がすくんで、口は乾き切って、声を出す力もなく、捉えられた美しい小鳥のように、息遣い烈しく、うち震うばかりであった。 アア、もう絶体絶命だ。 珠子は妖虫の毒手を逃れようとして、却って当の赤蠍の手中に陥ってしまったのだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア