江戸川乱歩 『妖虫』 偽物の三笠龍介は、珠子の手を引いて、懐中電燈で足元を照らしながら、竹藪の中をガサガサと進んで行った。 そのあとからは、小男の同類が、逃がしはせじとついて来る。 両側を見通しも利かぬ深い竹藪に限られた細道が、曲りくねって、果しもなく続いている。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア