江戸川乱歩 『妖虫』 すると、偽探偵のその言葉が合図ででもあったように、突如、十字架の側の竹藪がザワザワと鳴って、そこから一人の男が姿を現わした。 まぶかく冠った鳥打帽子、大きな青眼鏡、濃い口髭、黒の背広姿……彼奴だ。 赤い蠍だ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア