江戸川乱歩 『妖虫』 珠子は思い違いをしていたのだ。 彼女を誘拐した偽探偵は悪魔の首領ではなく、真に恐るべき妖虫赤蠍の怪物は、もうちゃんと先廻りをして、さい前からこの藪蔭に、彼の美しい餌食を、今や遅しと待ち構えていたのである。 罠と罠 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア