江戸川乱歩 『妖虫』 そして岩が短刀を振り上げて、今や将に、我が三笠老探偵に危害を加えようとしているのだ。 危い、危い。 だが、如何な名探偵も、無生の岩石が、殺人罪を犯そうなどとは知る由もなく、ただ前方の二兇漢を見つめて、抜目なくピストルを構えているばかりだ。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア