守青年は警官達に大声にわめいて置いて、自分は、失神からさめたばかりで、まだグッタリしている妹の珠子を抱き起すと、いきなり肩に担いで走り出した。
火のない方へ、火のない方へと、竹藪の幾曲りを、もどかしく、走り続けた。
行手に敵が待伏せしていようなどとは、思い廻らす余裕もなく。
守青年は警官達に大声にわめいて置いて、自分は、失神からさめたばかりで、まだグッタリしている妹の珠子を抱き起すと、いきなり肩に担いで走り出した。
火のない方へ、火のない方へと、竹藪の幾曲りを、もどかしく、走り続けた。
行手に敵が待伏せしていようなどとは、思い廻らす余裕もなく。