夏目漱石 『硝子戸の中』 死んだ人のうちには、御爺さんも御婆さんもあるが、時には私よりも年歯が若くって、平生からその健康を誇っていた人も交っている。 私は宅へ帰って机の前に坐って、人間の寿命は実に不思議なものだと考える。 多病な私はなぜ生き残っているのだろうかと疑って見る。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア