だが、それを確める間もなく、もう病室であった。
事務員はそのドアをソッと開けて、お入りなさいという目くばせをした。
病室というのは、病院の裏手に当る、階下の十畳程の洋間であったが、態と薄暗くした電燈の下に、白いベッドの中から、さも苦しげなうめき声が、不気味に漏れていた。
だが、それを確める間もなく、もう病室であった。
事務員はそのドアをソッと開けて、お入りなさいという目くばせをした。
病室というのは、病院の裏手に当る、階下の十畳程の洋間であったが、態と薄暗くした電燈の下に、白いベッドの中から、さも苦しげなうめき声が、不気味に漏れていた。