そして、その頭部から、平家蟹の螯が二本、ニョッキリと、遙かの地平線へ伸びて、呼吸をする様に閉じたり開いたりしていた。
そいつには又、太古の生物恐竜そっくりの、見るも恐ろしい尻尾があって、それがいまわしい黒い虹の様に醜く彎曲し、その先端に、実物を千倍に拡大した程の槍の穂先が、ドキドキと鋭く光って見えた。
蠍だ。
そして、その頭部から、平家蟹の螯が二本、ニョッキリと、遙かの地平線へ伸びて、呼吸をする様に閉じたり開いたりしていた。
そいつには又、太古の生物恐竜そっくりの、見るも恐ろしい尻尾があって、それがいまわしい黒い虹の様に醜く彎曲し、その先端に、実物を千倍に拡大した程の槍の穂先が、ドキドキと鋭く光って見えた。
蠍だ。