江戸川乱歩 『妖虫』 やがて、そのものは、それと分る程の姿を現わした。 二つに折れ曲った関節、ゾッとする程巨大な平家蟹の螯、ガラス板にぴったり吸いついた赤黒い螯、それがワクワクと物を噛む形で開閉しているのだ。 赤い蠍! 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア