江戸川乱歩 『妖虫』 独力で、恨み重なる悪魔の正体をあばいてやり度いという、稚気の様なものがあった。 その夜更け、守青年は真黒な背広に身を包み、父の書斎からソッと持出したピストルをポケットに忍ばせ、桜井家へ出かけて行った。 誰にも知らせず裏庭へ忍び込まねばならない。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア