その怪物は生きているのか死んでいるのか、じっと横わったまま、少しも動かなかった。
巨大な螯がニューッと頭の上に突き出し、光沢のない、べら棒に大きな両眼が、こちらを見つめているけれど、別に飛びかかって来る様子はなかった。
事務員は立ちすくんだまま、いつまでも、そいつと睨めっこをしていた。
その怪物は生きているのか死んでいるのか、じっと横わったまま、少しも動かなかった。
巨大な螯がニューッと頭の上に突き出し、光沢のない、べら棒に大きな両眼が、こちらを見つめているけれど、別に飛びかかって来る様子はなかった。
事務員は立ちすくんだまま、いつまでも、そいつと睨めっこをしていた。