江戸川乱歩 『妖虫』 按うに賊はこの異様な衣裳を二つ以上用意して、一つは相川青年に被せて丸の内へ、一つは空っぽのまま桜井家の広間へ運んで置いたものに相違ない。 「オヤ、蠍の螯の間から、こんなものが出て来ました」 書生の一人が、白い一物を発見して、栄之丞氏に差出した。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア