江戸川乱歩 『妖虫』 やがて、室内に悲しみに耐えぬ嗚咽の声が起った。 桜井夫人が、両手に顔を埋めて、声を殺して泣いているのだ。 殿村夫人も、泣き声こそ立てなかったけれど、ハンカチを丸めて、頻りと目をこすっていた。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア