江戸川乱歩 『偉大なる夢』 警防団の防空監視所からは、一点七点斑打の「敵機来襲」の半鐘がけたたましく鳴り響いた。 闇の空を掻き廻す巨大な白銀の延棒、幾十条の照空燈の光芒は、やがて上空の一点に集中し、敵機の姿を白熱の焦点にとらえた。 四発の大型爆撃機である。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア