大空の壮観を眺め得るものは、軍官民の防空監視員のみであった。
白銀の極光は彼らの頭上を、白熱せる敵機の飛行するにつれて、それを中心として天体のごとく雄大に移動しつつあった。
この雄大なる光芒の移動がある距離に達すると、行手の闇に幾本かの白銀の延棒が出現して敵機に焦点を合せ、新たなる極光が構成せられる頃には、従前の幾光芒は既にして後続の新敵機をその中心に捉え、大空に二重の蜘蛛手を張っていた。
大空の壮観を眺め得るものは、軍官民の防空監視員のみであった。
白銀の極光は彼らの頭上を、白熱せる敵機の飛行するにつれて、それを中心として天体のごとく雄大に移動しつつあった。
この雄大なる光芒の移動がある距離に達すると、行手の闇に幾本かの白銀の延棒が出現して敵機に焦点を合せ、新たなる極光が構成せられる頃には、従前の幾光芒は既にして後続の新敵機をその中心に捉え、大空に二重の蜘蛛手を張っていた。