江戸川乱歩 『偉大なる夢』 少佐は微笑さえ浮かべて、軽く肯いて見せると、その首領の来着を待ちでもするように、腕を組んで、椅子の背に深く凭れて、黙り込んでしまった。 新一も物を云わなかった。 二人は長い間身動きもしないで、まじまじとお互の顔を眺め合った。 江戸川乱歩の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア