新太郎は外人商館の手代見習に入っていたが、その頃同じ横浜に人力車の帳場を経営していた堂本という者の娘お花を愛してこれを娶ろうとしたところ、母の実家が反対して、どうしても許さぬので、新太郎はお花を連れて駈落ちしたのです。
そして諸方を巡り歩いた末、静岡市に落ちついて、新太郎は丸三製氷会社の書記を勤めた。
書記をやっている内に段々製氷技術を覚えて、後には技師として働くようになった。
新太郎は外人商館の手代見習に入っていたが、その頃同じ横浜に人力車の帳場を経営していた堂本という者の娘お花を愛してこれを娶ろうとしたところ、母の実家が反対して、どうしても許さぬので、新太郎はお花を連れて駈落ちしたのです。
そして諸方を巡り歩いた末、静岡市に落ちついて、新太郎は丸三製氷会社の書記を勤めた。
書記をやっている内に段々製氷技術を覚えて、後には技師として働くようになった。