見上げますと、その高い甲板のはしに、一人の西洋人の水夫が腰かけて、足をブランブランさせながら、煙草をすっていましたが、下を通る三人の少年を見て、ひょいと挙手の礼をして、にっこり笑って見せました。
三人も思わず手をあげて、にっこり笑って、それにこたえましたが、そんなことが、少年たちの気持を一そうウキウキさせるのでした。
もう家へ帰ることなど、すっかり忘れて、どこまでも白い道をあるいて行きますと、黄色い汽船の次に、それよりは又少し小さい黒い貨物船がいて、その次には、今までの船よりはずっと小さい、めずらしい型の帆船が横づけになっていました。