保君が弱音をはきました。
そして、今にもひっくりかえりそうなボートの中で、やっとのことで哲雄君と席を代りましたが、しかし、いくら漕ぎ手が代っても、風と潮流と二重の力におし流されるこのボートを、どう漕ぎ返すことが出来ましょう。
それに哲雄君は三人の中で一番かしこいかわりに、力は一番弱いのです。
保君が弱音をはきました。
そして、今にもひっくりかえりそうなボートの中で、やっとのことで哲雄君と席を代りましたが、しかし、いくら漕ぎ手が代っても、風と潮流と二重の力におし流されるこのボートを、どう漕ぎ返すことが出来ましょう。
それに哲雄君は三人の中で一番かしこいかわりに、力は一番弱いのです。