舵手の前にうずくまっていた犬が、このさわぎにおびえて、悲しい声で吠えはじめました。
風の音、波の響、遠吠に似た犬の声、右から左からおそいかかって来る、大入道のような波頭、その中を吹き流され、おし流される小さなボート。
もうこうなっては、いくらがんばっても、子供の力ではどうすることも出来ません。
舵手の前にうずくまっていた犬が、このさわぎにおびえて、悲しい声で吠えはじめました。
風の音、波の響、遠吠に似た犬の声、右から左からおそいかかって来る、大入道のような波頭、その中を吹き流され、おし流される小さなボート。
もうこうなっては、いくらがんばっても、子供の力ではどうすることも出来ません。